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動物性プラセンターの不安

竪穴式住居で発見された特効薬?!

プラセンター(Placenta=胎盤)には、古来より漢方薬の原料として使われてきた長い歴史があります。古くは竪穴式の住居跡から、30cmぐらいの穴に埋められていた胎盤が発見されています。
その頃は、もちろん病院や薬などない時代。突然の病気のときに、穴に埋めていた胎盤を粉にしたり、煎じて特効薬として使っていたのです。

エイズやヤコブ病などの感染が心配されるが…

今ほどプラセンターが注目される前は、ヒト由来のものが主流となっていましたが、原材料となる人間の胎盤がプラセンター商品の生産量に追いつかないことや、エイズが流行したことで感染の心配もあり、2006年にはヤコブ病対策として、厚生労働省が「人間の胎盤エキスの注射剤(プラセンター)を利用した人の献血・輸血を禁止する」ことを決定しました。
ヤコブ病は、ある日突然、めまいや立ちくらみに襲われ、歩くのさえも困難になり、短期間で症状が進行してしまい、目が見えにくくなったり、音が聞こえにくくなったり、やがて一気に痴呆状態となり“死”を迎える、現代医療でも治療法のない恐ろしい病気です。
ヤコブ病で問題になるのはヒト由来のプラセンターですが、BSE(狂牛病)が人間に感染したとされる「変異型ヤコブ病」の輸血感染を防ぐため、2006年に輸血禁止の処置がとられたわけです。

現時点では心配がなくとも不安が残るだけに・・・

現在では、ヒト由来のものに関しては、医療用医薬品のみの使用しか認められていませんし、「特定生物由来製品」の指定を受けているため、医療機関でも使用者のカルテを20年間保存したりなど、追跡調査が義務づけられています。
ウシ由来のプラセンターについては、現在は使用されていません。これらに代わって登場したのがブタや馬由来のプラセンターです。
現時点では感染の心配はないものの、動物由来ということで、未知の病原体の存在を考えれば、まったくリスクがないともいえないのが実情です。

 
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